CROとはそもそも何なのか。CROの業務内容や医薬品・医療機器開発との関わりについて解説しています。
CROとは、医薬品開発業務受託機関(Contract Research Organization)の略称で、製薬会社をはじめとする企業や医療機関、行政機関からの依頼を受け、医薬品や医療機器、食品(特定保健用健康食品)、化粧品などの臨床開発や臨床試験(治験)に関わる業務を受託する機関のこと。いわば、臨床試験のプロフェッショナルです。
医薬品や医療機器の開発には、膨大な労力と時間がかかります。CROは、その業務の代行やサポートを行うという役割を担っています。欧米では1970年代から現れ、日本では1990年代からスタートした業態です。
詳細は各CROによって異なりますが、CROのおもな業務は以下の通りです。
その他、CROによっては以下の業務も支援しています。
受託業務については、CROが主体となって医療機器の開発業務を推進する受託型CROと、CRA(臨床開発モニター)を派遣して医療機器メーカーが主体となって開発業務を推進する派遣型CROがあります。
日本の多くは受託型CROですが、中には受託と派遣の両方で対応するCROも存在します。CROがプロジェクトを受託し、CRA、DM、PVなどの専門職が実際の業務を遂行します。
このサイトでは、医療機器の開発を支援するCROを掲載。TOPページでは開発したい医療機器や製品別におすすめの医療機器のCROを紹介しています。
医療機器の承認や申請を支援してほしいと考えている医療機器メーカーやヘルスケア系IT企業の方は必見です!
【このサイトに掲載する会社の選定条件】
2023年2月7日時点、「医療機器 CRO」とGoogle検索して表示された企業、および一般社団法人日本CRO協会の会員企業の中から医療機器向けのCROとしてサービスを提供している22社を掲載しています。
【3選に掲載する会社の選定条件】
22社の公式HPを調査し、以下の条件で3社を選出しました。実績・種類はすべて2023年4月時点のものです。
マイクロン…SaMDの実績(40件)が最も多い。
シミック…第一種製造販売業許可(許可番号:13B1X10146)を取得しており、受託開発した医療機器の種類が最も多い。
IQVIAサービシーズジャパン…再生医療分野において166以上の試験、6,600例以上の実績があり最も多い。