医療機器CROは、どのような開発支援を行っているのでしょうか。医療機器開発の工程と、CROの関わり、医療機器CROに依頼することのメリットと、CROに期待されていること、などについてまとめています。
医療機器開発の工程は各社さまざまですが、基本的には以下のような流れで進みます。
それぞれの工程で、医療機器CROがどのような開発支援を行っているのかを詳しく見ていきましょう。
※新医療機器のみ
医療機器開発支援をCROに依頼することは、開発側企業にとって、さまざまなメリットがあります。
「臨床試験のプロフェッショナル」であるCROに依頼することで、コストの削減はもちろん、時間も大幅に短縮され、さらに、その医療機器の安全性や信頼性が確保しやすくなります。
2000年代前半から、医療機器業界における「デバイス・ラグ」が社会問題化していました。デバイス・ラグとは、海外で一般的に使用されている医療機器が、日本では承認されていないため、使えないという状態です。これによって、患者さんの治療の選択肢が狭められてしまう問題が生じてしまいます。
日本は、欧米に比べて医療機器が承認されるまでに時間がかかることから、デバイス・ラグが発生するといわれています。以前と比べて改善されてはいるものの、まだまだ解消には至っていません。
医療機器開発支援をCROに依頼することによって、医療機器が市場に投入されるまでの時間を短縮し、こうした問題の解決につながることも期待されています。
このサイトでは、医療機器の開発を支援するCROを掲載。TOPページでは開発したい医療機器や製品別におすすめの医療機器のCROを紹介しています。
医療機器の承認や申請を支援してほしいと考えている医療機器メーカーやヘルスケア系IT企業の方は必見です!
【このサイトに掲載する会社の選定条件】
2023年2月7日時点、「医療機器 CRO」とGoogle検索して表示された企業、および一般社団法人日本CRO協会の会員企業の中から医療機器向けのCROとしてサービスを提供している22社を掲載しています。
【3選に掲載する会社の選定条件】
22社の公式HPを調査し、以下の条件で3社を選出しました。実績・種類はすべて2023年4月時点のものです。
マイクロン…SaMDの実績(40件)が最も多い。
シミック…第一種製造販売業許可(許可番号:13B1X10146)を取得しており、受託開発した医療機器の種類が最も多い。
IQVIAサービシーズジャパン…再生医療分野において166以上の試験、6,600例以上の実績があり最も多い。